どうも!晴れの日テラステラス店長の藤田です、
今回は、本格的なバーベキューには欠かせないダッチオーブンの魅力と使い方をレポートしました。
この記事を読んでいただくと、今までダッチオーブンを使った事がない方でもその魅力と利便性に気付き、「是非使ってみたい!」「欲しい!」と思ってもらえるはず。
晴れの日テラスでも有料で貸出ししておりますので、どうぞ当店ご利用の際はお試しがてらまず使ってみてください。
鉄鍋だからこその蓄熱性
鋳物鉄でできているダッチオーブンの最大の特徴は、熱を長時間保ち冷めにくいこと。
熱くなるまでに時間はかかるが、一度熱くなっていまえば、高い蓄熱性で一定の温度を保つので調理がしやすくなる。
野外で料理するので、万一火が消えてしまっても鍋に蓄えた熱で調理できる。
料理には味がしみ込む
鍋がゆっくりと冷めていく間に料理には味がしみ込んでいきます。蓄熱性が非常に高いダッチオーブンは、火から鍋を外してもゆっくりゆっくりと冷めていくので味がしみ込んでいくのです。
ゆっくりと煮込んで美味しくなる煮物などには最適でしょう。
料理をしている間に別の事ができる
焚火にダッチオーブンを掛けておいたとしても、料理を仕込んでおけばそのまま放置で好きな事ができる。
例えば、私が大好きな料理・サムゲタンをダッチオーブンで仕込んでおいて火にかける。その間に子供と近くの川に釣りに出かける。
魚を釣ってついでに山菜を摘んで戻ってくると良い匂いが漂っている。鶏はしっかりとローストされて食べごろに出来上がっているということです。
ダッチオーブンがバーベキューに合うのはこんなところにもあるのです。
ダッチオーブンの特徴
上下から加熱できるオーブンである

このように、フタに炭を乗せて上下から加熱できるのです。だからオーブンです。
これにより、通常の鍋ではできないカタマリの肉をローストしたり、パンやケーキを焼いたりすることが可能なのです。
これが最大の特徴。
ウォーターシール機能
ダッチオーブンは鍋も重いがフタも重い。この重いフタが鍋と重なると密閉性が高くなる。そして調理を始めるとあるかないかのわずかな隙間も素材から出る水分が埋めてしまう。
これがウォーターシール=水封と呼ばれる機能で圧力が高くなる。
圧力機能
さきほどのウォーターシールと重いフタが高い圧力効果を生み出す。
だから例えばローストチキンなら、焼くと同時に蒸している状態になる。そのため、短い時間で肉の中まで火が通り、肉がやわらかく仕上がる。
また例えばフライドチキンなら、最後にフタを取るとカラっと仕上がる。
無水調理
素材に含まれる水分を使って水を加えずに調理ができる。これが無水調理と言われる機能。
素材そのものが持つうま味を、付け加えた水でぼやかすことなくダイレクトに味わえる。水に溶けやすいビタミンやミネラルを極力流出させないことも可能となる。
無油調理
素材に含まれるわずかな油で調理ができる。これが無油調理機能。
最近は特にサラダ油などの油の摂取を控える人が増えているが、ダッチオーブンは余分な油の摂取を抑えてくれる。
以上の機能はすべて同時に調理中のダッチオーブンの中で行われる。上下からの熱が鋳鉄を通して素材に伝わる。鍋の中の素材は自身の水分と油で調理されていく。
これが美味い料理を作りだすダッチオーブンの秘密です。
ダッチオーブンの5つの使い方(調理法)
ダッチオーブンを使う際の注意事項を最初に。
ダッチオーブンは熱しにくく冷めにくい。失敗しがちなことは、なかなか鍋が熱くならない!と火を更に強くして加熱し続けてしまうこと。
そうすると、鍋の温度が徐々にではあるが、劇的に上がってしまう。鍋は冷めにくいので蓄えた熱はなかなか逃げてはくれない。
だから、調理中に鍋の中の温度を一定に保つには、火力を少しづつ下げていかなければならない。
”調理に入ったら徐々に火を弱くする”のが本当に美味しい料理を作るコツです。
ではここからは5つの調理方法をお伝えします。
焼く

写真のスペアリブなど。上下の火を使って肉のカタマリやパンを焼き上げる。
ローストチキンなどにも最適。とろけるような蒸し焼きに仕上がる。
蒸す

写真は野菜を蒸している様子。
下からさほど強い火を加えなくても野菜が持つ水分を生かして蒸してくれる。素材のうま味がそのまま味わえる蒸し野菜は私が大好きな料理です。
シュウマイなども少しの水を張っておくだけで調理ができる。
煮る

写真は「牛肉の赤ワイン蒸し煮」。
シチューやカレーなども短時間で作れるのがダッチオーブン。
炊く

米をふっくらと炊き上げることはアウトドア料理の定番でしょう。
パエリアや様々な炊き込みご飯なども非常に美味しく調理ができる。
揚げる

近くの川で釣ってきた魚を揚げる、唐揚げを揚げるなどもダッチオーブンは得意。
通常の鍋では素材を入れる毎に油の温度が下がるが、ダッチオーブンは下がらない。揚げている最中にフタをすれば素材の芯までしっかりと火が通る。
フライドチキンなどは外はパリッと中はジューシーな仕上がりにできる。
以上、ダッチオーブンの魅力と使い方をお伝えしました。
様々な料理ができることを分かっていただけたのではないでしょうか?
晴れの日テラスではダッチオーブンの貸し出しを行っていますので、当店ご利用の際は是非使ってみてください。
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